【雑記】平野事業所をご案内♪

毎日暑い日が続きますが、皆さん体調はいかがですか?

先日、「夏休みの自由研究に介護や車いすの事を調べたい」と小学生からの問い合わせがありました。特に福祉用具について詳しく知りたいとのことでしたので、平野事業所をご案内しました。

 

福祉用具の管理者や、メンテナンスセンターの職員にインタビューをしました。メンテナンスセンターは通りに面した平野事業所とは別の、少し離れた場所にあります。平野事業所のように近くを通りすがりに中をチラっと見る、ということもほぼないので中の様子は新鮮に映ったのではないでしょうか。

 

 

 

訪問介護のスペシャリスト、介護福祉士の方々にコツを教えてもらいながら車いすで外出しました。自分で運転したり、外で車いすに乗るのは初めてだったようで、歩きなれた道でも様々な発見がありました。

 

 

障害物のない室内でも、真っすぐ運転するのは意外に難しいようで苦戦していました。

 

シルバーカーや歩行器、1本杖は街中でもよく見るそうですが、室内用歩行器、四点杖、自助具は見たことがなかったようで、とても興味深そうに使っていました。

 

事務所の中では、ケアマネジャーやあんしんすこやかセンターの職員達が利用者様の来所に対応したり、電話にて相談を受けている様子を見学しました。
特に所長が短い案内時間の中で、打ち合わせに参加したり電話対応したり、訪問に出かけたり、ひっきりなしに動いている様子を見て、「責任がある立場って本当にやる事がたくさんで大変なんだな」と驚いているようでした。

取材を終えて感想を聞きました。
「こんなにたくさんの種類の道具があるなんて知らなかった。車いすはパラリンピックを見ていたから知ってるつもりだったけれど、あんなにスイスイ動かせないし、いつも歩いてる道なのに車いすだとガタガタしててとても怖かった。自転車に乗るのと同じような感じだと思っていたけれど、全然違って大変だった。これから街で車いすの人とか、杖の人を見かけて大変そうだったら進んでお手伝いしたい」

「腕が悪くてご飯を食べるのが大変でも曲がるスプーンとかがあれば、自分でご飯が食べやすくなるのがいいなと思った。足が悪くても、やっぱり人にお願いするより自分でお出かけしたいし、腕が悪くても食べさせてもらうより自分で食べたい。身体が不自由でも、色んな事を自分で出来る方が嬉しいから、もっと色んな便利な道具が出てきたらいいな」

とてもしっかりした感想を頂けて、取材を受けた平野事業所の職員一同感動しました。
特に、2番目の意見は福祉用具の在り方を実によく捉えてくれています。
介護とはあまり縁のない、元気な小学生たちに私たちの理念が伝わったようで嬉しい限りです。

地域の皆様とともに歩む。
地域の皆様に開かれた事業所を目指す。
気軽に問い合わせ・訪問して頂ける事業所を目指す。
兵庫県高齢者生協の理念にぴったりの一日でした。
特に、普段地域の方々と接する機会があまりないメンテナンスセンター職員も、地域貢献の一端を担ったことはとても有意義でした。

まだまだ暑い日が続きますが、取材内容を存分に活かした自由研究が出来るよう、応援しています。

余談ですが、「大きくなったらここで働きたい!」と嬉しい言葉を頂きました。
十年後に待っていますね♪